仲間たち
現在のチーム
Mohammadi, Hesaneh (モハマディ ヘサネ)
リヨンのデュロン・ステファニーとの共同研究で、局地的な波形インバージョンによる富士山の構造解析を手法開発から行っています。 私の研究室では初めての純粋juliaコードで臨みます。
Drique, Lorette (ドリック ロレット)
ピュイセギュール・ベアトリスとダレゾン・マノンとの共同研究でInSAR画像の系統的誤差の除去をテーマとした博士論文を執筆中です。プロジェクトそのものもロレットが書きました。 富士山のイメージも解析できるか楽しみです。
Goos, Isabel (ゴース イサベル)
ファン・エフェヴィック・ヴェロニックとのプロジェクトで、ニュートリノ振動をデータとする地球深部の構造解析手法を開発しています。 イサベルのお陰で、世界初の高エネルギー物理学と地球科学の共同研究グループができました。
過去在籍者
Borde, Timothée (ボルド ティモテ)
02/2026-06/2026, M2, セイドゥ・レオとルタイヨー・リズとの共同研究で富士山の地震波形の自動カテゴライズ手法の開発を目指します。
Riché, Floriane (リッシュ フロリアンヌ)
学部2年の任意のインターンシップで6ヶ月来てくれています。富士山関係の論文を分野横断型で読み漁り、 講読セミナーを企画し、 地震学や信号解析に偏りがちな我々のグループに新たな風を吹き込んでくれています。
Lucas, Mahé
2025年11月〜2026年6月:プレパの学生で、二人で研究室にやってきて、マントル内に水が存在する場合のニュートリノ・オシログラムの計算を行いました。電子数密度の計算には中川貴司さんとポールタックリーさんののモデルを用い、flexOPT.jl に開発された関数を統合しました。
Lamy, Baptiste
2025年11月〜2026年6月:プレパの学生で、二人で研究室にやってきて、マントル内に水が存在する場合のニュートリノ・オシログラムの計算を行いました。電子数密度の計算には中川貴司さんとポールタックリーさんののモデルを用い、flexOPT.jl に開発された関数を統合しました。
Salomé, Estelle
06/2025-08/2025, ナンシー国立高等地質学校2年、ファン・エレウィック・ヴェロニックとの共同指導。Neurthino.jlを私の新しいプラットフォームflexOPT.jlに組み込み、不均質な2次元・3次元地球モデルでニュートリノ・オシログラムを計算できるようにしました。
Hua, Haiyuan
02/2025-08/2025, M2R、川村太一との共同指導。アレイデータから月の1次元構造モデルを推定するインバージョン手法を探りました。現在は中国の石油会社で研究技術者として働いています。
Delaroque, Lorraine
02/2023-06/2023, M2R。グルノーブル・アルプ大学から来て、dsmpyを使ってデータのダウンロードと合成地震波形の計算を行うPythonポータルを開発しました。現在はアントワーヌ・リュカと川村太一のもとで惑星科学の博士課程に在籍しています。
Pestes, Rebekah
11/2022-04/2024, ファン・エレウィック・ヴェロニックとの共同指導。レベッカはバージニア工科大学で博士号を取得しました。審査員には量子物理の古い友人である堀内俊作さんもいました。高エネルギー物理の研究は初めてで、彼女のおかげで多くを学びました。
Teagai, Kapiolani
博士課程 12/2021-09/2025、ジョン・アーミテージ、クリストフ・アンダーマン、ニールス・ホヴィウスとの共同指導。 水文学の修士を終えて2021年にパリに来ました。水の輸送のモデリングから地震波の見かけ速度の季節変化をシミュレーションしました。 カピオラニのおかげで、ドリームチームとネパールでフィールドワークをすることができました。
Saläun, Charlotte
06/2020-07/2020, ナンシー国立高等地質学校3年。コロナ禍の真っ只中に来たので、対面で会えたのは数回だけでした。それでも同僚の大久保蔵馬さん、Eiji Yamadaさんと毎日連絡を取りながら、世界的なロックダウン前後の都市の地震ノイズを解析し、Googleの人流データと比較して地震計と都心の距離との関係を探りました。インターンシップはとてもうまくいきましたが、残念ながらScience誌に論文(Lecocq et al. 2020)が出てしまったので、経済に焦点を当てた別の論文として投稿する必要があります。
Asnar, Manuel (アスナール マニュエル)
06/2020-12/2020, M2, ENSTA Paris。 コロナ禍で修論を書きにきてくれました。 球面調和関数ベースのボルン近似波形計算のコード開発を行い、短周期ではどうしてもボクセルベースのソフトよりも計算負担が高いことを示しました。現在はGFZポツダムで博士論文執筆中です。
Chauvet, Roxane
06/2019-07/2019, ボルドー大学 地質・土木工学コース(CMIgéoc)学部3年。短いインターンシップでしたがとても熱心で、InSightプロジェクトのデータをインバージョンするツールを一緒に改良しました。火星モデルで計算した合成データを渡して震源決定を行い、解を安定させるにはヘッセ行列の逆行列を使う必要があることに気づきました。すべてPythonで書いたこのツールは、今でも私の講義「逆問題」の演習で使われています。その後、アリス・ジャコブの博士論文の原動力となったFortranコード「MarsMTInversion」に組み込まれました。インターンシップの後、IPGPの修士課程に進みました。
Xiao, Zhu
08/2018-06/2019, 博士課程、中国地震局(CEA)のYuan Gaoさんと東京大学地震研究所の飯高隆さんによる部分的な指導。2018年夏に私と同じ時期に飯高さんのところに数か月滞在し、チベット高原下の上部マントルを調べたいということでした。週2回会って逆問題と有名なオッカムの剃刀について議論しました。結果の可視化がとても上手で、驚くほどの速さで研究が進み、波形インバージョンによるイメージングの論文を発表しました。現在は中国でポスドクをしています。
Dill, Jane (ディル ジェーン)
06/2018-11/2018, M2, 芸術高等師範学校、ダヴィデ・ナポリとの共同研究。地球物理と造形芸術の接点を探り、修論発表はパリのギャラリーで行いました。 現在もフリーランスで2024年にはIPGPで展示会を行いました。
Loubet, Antonin
02/2018-06/2018, M2R、フィリップ・ロニョネとの共同指導。直接解法(DSM)による火星モデルの合成地震波形の計算に貢献しました。現在は上級公務員です。
Lai, Ssu-Ting
02/2018-06/2018, M2 GPX(広島大学の片山郁夫さんとの共同指導)、その後10/2018-04/2022に博士課程(アレクサンドル・シュブネル、ファビアン・ボニーヤ、ヤン・カプドヴィルとの共同指導)。頼思廷さんとは2017年の私の台湾滞在中に中央研究院で出会い、最初からエネルギーと情熱を感じました。GPXの学生としてIPGPに来たので、岩石変形のタイムラプスイメージングというテーマを提案しました。このテーマは偶然生まれたもので、2017年6月に東京で開かれた恩師ゲラー先生の退職記念ワークショップ「Geller Fest」の懇親会で、片山さんが岩石の変形中にセンサーで記録した波形を見せてくれたのです。「見てよ、きれいでしょう?地震学のことは何も知らないけど、あなたならこの波形をモデル化できると思う。この分野では全く新しいことになるよ!」と。リスクの高いプロジェクトでしたが、とても気に入りました。まず本質的な物理を理解するために私のコード「OptimallyAccurate2D」でモデル化し、EAGEの論文で締めくくった6か月の修士インターンの後、スペクトル要素法でモデル化を続けることにしました。この博士課程はMOPGA(Make Our Planet Great Again)の奨学金で賄いました。私の最初の正式な博士学生として学位を取得しました。 その後GFZポツダムでポスドクを経て、2025年12月からギュスターヴ・エッフェル大学の研究員(chargée de recherche)です。 フィロガイア・オーケストラのフルート奏者でもありました。
Jacob, Alice
03/2017-09/2017, ピエール・マリー・キュリー大学のM2R(フィリップ・ロニョネとの共同指導)、02/2018-06/2018にIPGPで再びM2R(クレマン・ペラン、アントワーヌ・リュカ、セバスチャン・ロドリゲス、フィリップ・ロニョネとの共同指導)、10/2018-04/2022に博士課程(マチュー・プラスマン、クレマン・ペラン、フィリップ・ロニョネ、Zongbo Xu、アントワーヌ・リュカ、セバスチャン・ロドリゲスとの共同指導)。惑星科学に情熱を注ぐ学生です。InSightの着陸前に、直接解法(DSM)で火星の複数の地質シナリオについて高周波合成地震波形を計算し、表層にレゴリス層がある場合の波形の複雑さを予測しました。アリスの博士課程の間に、「DSM Kernel Suite」で計算したグリーン関数データベースを用いて、1観測点で記録された火星の地震の震源決定とメカニズム推定を行うコード「MarsMTInversion」を書きました。これがアリスの博士論文の原動力です。アリスは周波数成分と表面波の欠如の両方に注目して地震データを丹念に調べ、ケルベロス地溝帯の地形にもとづく地質学的解析とあわせて結果を解釈しました。
Robin, Aline
10/2016-02/2021, 博士課程、シン・サティッシュの指導学生。波形インバージョンにおける勾配方向の計算を高速化する必要があり、この特殊な場合の表現定理を定式化するために私のところに来ました。私の地震学の講義の演習を担当し、全学生に公開している講義ノートの執筆にも積極的に参加してくれました。現在はADERA、TOTAL、ポー・アドゥール大学(UPPA)の連携で生まれた石油産業向け地震イメージング研究機関OPeRAで働いています。
Jang, Hyoihn
07/2016-08/2016, ソウル大学 M2R、YoungHee Kimとの共同指導。Sang-Mook Leeと開催した二国間ワークショップをきっかけに、カロリンプレート下のマントルの地震波イメージングというテーマが生まれました。プレート全体が太平洋の下にあり、大きな地震も観測点もないため、どうやって頑健にイメージングするかが課題でした。そこで、その領域を通らないS波と、そこで反射するSS波の走時差を使うことを提案しました。短いパリ滞在の間にとても効率よく作業してくれ、AGU 2016で最初の結果を発表できました。その後も像の改良と解釈を続け、予想以上に時間がかかりましたが、ようやく最初の論文を出すことができました。現在は韓国のIT企業で働いています。
Rahi, Kenza
06/2019-07/2019, 学部2年。とても熱心な学生で、学部2年でのインターンシップは珍しいにもかかわらず私のところに来てくれました。ロクサンヌと一緒に「MarsMTInversion」に取り組みました。
Franken, Thijs
02/2016-09/2016, M2R、その後10/2016-12/2019に博士課程、ジョン・アーミテージ、アレクサンドル・フルニエとの共同指導。ユトレヒト大学からのインターン生として、ちょうど「OptimallyAccurate2D」コード(Geller & Takeuchi 1998; Fuji et al. 2016)の開発の真っ最中に研究室に来ました。理論の基礎はできていたものの、係数の導出方法はどこにも書かれていなかったので、タイスと定式化をやり直しました。その後、ジョンとアレックスとともに地球力学モデルの地震学的フィルタリングをテーマに博士課程に進み、ホットスポット下のメルト輸送を1年かけてモデル化し、その地球力学的に整合的なモデル中の波動伝播を調べました。最後にレユニオン島の観測データ(1観測点)と比較し、同地域の下で部分溶融の高い抽出率を示唆することができました。私にとって大切なテーマで、この研究は今後の私の研究の出発点です。現在はFugroで働いています。
Santty Dalinaud, Guy
01/2016-06/2016, M2R GPX、エルヴェ・ショーリスとの共同指導。順問題の演算子の誤差が波形インバージョンの最終的な像に与える影響を定量化するテーマでしたが、あまり研究室に来なかったのでプロジェクトは進みませんでした。その後このテーマには私自身が取り組み、2018年のEGUで発表しました。
Cuvilliez, Clémence
07/2015-09/2015, ナンシー国立高等地質学校3年。オレグのインターンシップの直後に来て、有限差分法の最適演算子コードを引き継ぎ、コードを整理してEAGEのプロシーディングを一緒に書きました。ギタリストでもあったので、マティアス、クレマンスと私でパリの街角で小さなコンサートをしたこともあります。現在はTotalEnergiesで地球物理技術者として働いています。
Tannoury, Claude
01/2015-06/2015, M2R、エレオノール・スタッツマン、ジャン=ポール・モンタニエとの共同指導。グリーンランドで記録された地震ノイズの相互相関からグリーン関数を抽出しようとしました。真面目な学生でエレオノールとよく作業しましたが、時間が足りず合成地震波形のモデリングまではできませんでした。それでもインターン中にたくさん議論し、理論地震学への理解を深めてくれました。レンヌで物理学の博士号を取得し、現在はEfrei Parisで教えています。
Ovcharenko, Oleg
01/2015-06/2015, M2R GPX、ロラン・マルタンとの共同指導。格子と一致しない不連続面を扱える有限差分コード「OptimallyAccurate2D」を開発しました。この研究は1年後に論文となり、コードは今も私のGitHubで公開しています。修士論文発表では最高点を取りました。その後KAUSTで博士課程に進み、現在はExxonMobilでデータサイエンティストをしています。
Jiang, Hao
01/2015-06/2015, M2R、エルヴェ・ショーリスとの共同指導。物理に強くとても意欲的な学生で、タイムラプス地震波マイグレーションに取り組みました。その結果は、Shihao Yuanと私が開発してきた局所波形インバージョンの問題点を理解するのに役立ちました。その後もエルヴェのもとで強い減衰層がある場合を研究し、2019年に博士号を取得。現在はCGGで働いています。
Yuan, Shihao
10/2014-04/2018, 博士課程、シン・サティッシュとの共同指導。IPGPの修士時代から知っていました。海洋地球科学チームに入り、局所的なタイムラプス波形インバージョン手法の開発を始めました。小さな摂動に対する表現定理の(再)定式化に丸1年を費やし、最終的にはそれを摂動論として解釈できるようになりました。この種の理論には経験がありましたが、理論・数値地震学の既存の多くの手法を理論的に結びつけられたのは彼のおかげです(最初の論文の付録は今でも私の誇りです)。ドミトリーとサティッシュとともに手法を発展させ、2021年9月にIPGPに着任したミレナとこのコードでマグマ溜まりをイメージングする予定です。回転地震学に関心があったので、ミュンヘンのハイナー・イゲルのもとでポスドクをし、この新しい技術に関するプロジェクトに参加しました。現在はギュスターヴ・エッフェル大学の教授(CPJ)です。
Marjanović, Milena
09/2014-06/2020, ポスドク、シン・サティッシュとの共同指導。2013年にコロンビア大学で博士号を取得し、サバティカルでトゥールーズにいたミレナと、シン・サティッシュとトゥールーズの天体物理・惑星学研究所(IRAP)のミシェル・ラビノヴィッチのおかげで話す機会を得ました。新任研究者向けの研究奨励金(BQR)で彼女を招聘することにし、その後シン・サティッシュと私のもとでマリー・キュリー・フェローシップを獲得しました。2014年から2017年まで東太平洋海膨の2次元波形インバージョンに取り組み、マグマ溜まりの存在をイメージングするには有限周波数トモグラフィーで十分かつ頑健である一方、熱水循環の詳細には波形インバージョンが必要であることを示しました。物理屋の頭でいると、特に地球科学ではオッカムの剃刀を忘れがちです。高周波の波形インバージョンで非常に複雑なモデルが得られ、解釈の際にこの問題をよく考えました。この件で論文を出し、Shihao Yuanが博士課程とポスドクで私の研究室で開発した局所波形インバージョンを取り入れてプロジェクトを再開したいと考えています。2021年4月からIPGPのCNRS研究員です。
Konishi, Kensuke
09/2014-07/2020, ポスドク、台湾・中央研究院地球科学研究所のフレデリック・デシャンとの共同指導。小西くんは2006年に学部4年生として東京大学のゲラー研究室に来ました(私の一年後輩)。以来、2020年に研究の世界を離れるまでずっと一緒に研究してきました。2013年に東京で博士号を取得し、ソウル大学のSang-Mook Lee研究室で1年過ごしました。計算機に非常に強く、特に波形インバージョンのコードを洗練させるのに大いに助けてもらいました。私が博士課程で開発した数値ツールはすべて彼の博士課程の間に整理され、今もゲラー研究室、のちに河合研志研究室の学生たちに使われています。 2014年春にソウルを離れたいと連絡をもらったとき、ちょうど地球力学と地震学の融合(私のキャリア当初からの関心事)について新しい共同研究をパリに来ていたフレデリック・デシャン(中央研究院)と話し合っていたので、彼を雇って数年間一緒に指導してくれないかと頼みました。答えは大きな「イエス」。これが今も続く日仏台の共同研究の始まりです。まず、弾性と非弾性を同時に推定する私の波形インバージョン手法をカロリンプレート下のマントル最下部のイメージングに適用し、3本の論文を発表しました。また、中央研究院の趙里研究室のポスドクKei Hasegawaさんとのプロジェクトにも参加し、計算コストを増やさずにスペクトル要素法の演算子を最適化しました。IPGPには2度長期滞在しています:i) 2014年12月、減衰インバージョンコードのJava実装(中央研究院の資金)、ii) 2018年5〜6月、球面調和関数を用いた3次元惑星用の新しい直接解法(DSM)コードのプロトタイプ作成(IPGPの資金)。2020年春の3度目の訪問(私が1か月の招聘研究員枠を得ていました)で完成させる予定でしたが、コロナ禍で叶わず、2020年にマニュエル・アスナールが6か月貢献してくれたものの、コードはまだ開発中です。2020年8月に帰国し、ソフトウェアエンジニアとして新しい仕事を始めました。
Oshikiri, Takamasa
06/2014-02/2015, 大阪大学 学部4年、下平英寿先生との共同指導。第8回日仏先端科学シンポジウム(JFFoS)で著名な統計学者の下平先生と出会い、学部4年生の卒業研究を一緒に指導しないかと提案していただきました。押切くんとは、波形インバージョンで使うヘッセ行列を調べ、より良い前処理の方法を探しました。統計学者から見ると、地震学のこの行列のランクは極端に低く、逆問題を不安定にしているとのこと。新しい知見ではありませんでしたが、このレポートは忘れられません。それ以来、地震データのインバージョンを提案するときには以前よりずっと慎重になりました。
Villanueva-Robles, Fernando
01/2014-06/2014, M2R GPX、その後10/2014-08/2015にCGGメキシコの資金で博士課程を開始、ニコライ・シャピロとの共同指導。能動震源による海洋データから波動場を外挿する手法の提案がテーマでした。行動力のあるフェルナンドは、1年で2本のEAGE論文を出しました。表現定理について多くを学んだので、Shihao Yuanの博士論文のとても良い土台になりました。会社の経済危機のため、残念ながら博士論文のテーマを変えざるを得ませんでした。
El Sanharawi, Moustapha
11/2013-01/2014, 修士修了後のインターン、シン・サティッシュとの共同指導。テレコム・パリ出身で、音響媒質中の地震波動場外挿コードを整理してくれました。このツールをスマトラのデータに適用したことで手法の限界に気づき、後にShihao Yuanと完全なグリーン関数を用いた外挿コードを開発するきっかけとなりました。現在はITコンサルタントです。
Jaegler, Hugo
06/2013-07/2013, ストラスブール大学EOST 3年。短期間でしたがとても印象に残る学生でした。私のコード「DSM Kernel Suite」の完成を手伝いたいと言ってくれ、可視化のための便利なPythonツールを追加してくれました。これは今でも使われています。現在はフランス放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)の放射化学・分析化学研究室で研究技術者として働いています。
Juhel, Kévin
03/2013-06/2013, ピエール・マリー・キュリー大学 M1、ラポ・ボスキ、レティシア・ル・プリエとの共同指導。物理学科出身で、表面波の分解能の問題に取り組み、合成データで地震波干渉法を試しました。その後ジャン=ポール・モンタニエとマルタン・ヴァレのもとで、大地震に伴う重力場の早期擾乱信号をテーマに博士号を取得。現在はナントでポスドクです。
Egorova, Angelina
01/2013-06/2013, M2R、シン・サティッシュとの共同指導。GPX(物理探査の修士2年)の第1期生で、正式には私の最初の修士インターン生でした。東経90度海嶺の下の断裂帯の内部構造を探るプロジェクトでしたが、残念ながら途中で中止せざるを得ませんでした。
Belahi, Thomas (ベライ トマ)
10/2012–04/2017, 博士課程, シン・サティッシュとの共同研究。初めての博士学生で、時間領域での非弾性パラメータの波形インバージョン手法の開発を行いました。Githubなどの新しい文化をIPGPに取り入れるなど公共心の厚い学生でした。アリエージュに一週間コーディング合宿という、現在のCLEEDIの原型ともいうべきイベントもありました。Juliaの明るい未来を予言した先見者でもあります。 現在はデータコンサルタントとしてパリで働いています。
Meschede, Matthias
11/2011-06/2015, 博士課程(バーバラ・ロマノヴィッチの指導)、07/2015-12/2017, ポスドク(エレオノール・スタッツマンの指導)。正式な指導教員ではありませんでしたが、ボルン近似と散乱が地震データに与える影響を扱った博士論文の第6章を一緒に研究しました。この実験は頼思廷さんの博士論文の柱の一つとなり、準備中の2本目の論文の共著者でもあります。全球地震学におけるランダムな不均質の波形への影響を調べるため、私のコード「DSM Kernel Suite」の改良に大きく貢献してくれました。研究所の研究者や学生の生活への貢献も忘れてはいけません。特に学生のメンタルヘルスを支えるためにワークショップやフランス語講座を企画しました。私が立ち上げたIPGPオーケストラ(現フィロガイア・オーケストラ)の最初のメンバーで、このテーマで一緒に論文も書きました。現在はパリのソフトウェア企業(Tweag)でマネージャーを務めています。ミレナ、ジョンとともにIPGPで地球物理ハッカソンを開催しました(2019年が初回)。
Borisov, Dmitry
11/2010-11/2014, 博士課程、シン・サティッシュ(IPGP)の指導学生。私がIPGPに着任したとき、ドミトリーは博士2年目の終わりで、波動場インジェクションを用いて局所構造の波形インバージョン(「ボックス波形インバージョン」)手法を開発するプロジェクトをまとめているところでした。私も全球の場合で似た問題に取り組んでいたので、理論の確立とコード開発で協力するのは自然な流れでした。地震観測網の幾何学的配置のために面積分を完全に実行できない場合など、波動場の外挿は思ったほど単純ではありません。そこで定式化をやり直し、3次元弾性演算子を用いた最初の論文を発表しました。これが後に、私の2人目の正式な博士学生であるShihao Yuanの博士論文の基礎となりました。現在はカンザス地質調査所の研究准教授です。光ファイバーデータを用いた地震考古学プロジェクト「iDASSITA」を一緒に提案したいと考えています。